池田先生ご指導

この世界で、もっとも大切なのは、自分自身である。だれ人たりとも幸福になる権利がある。人生の喜びを満喫していく権利がある。

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この世界で、もっとも大切なのは、自分自身である。だれ人たりとも幸福になる権利がある。人生の喜びを満喫していく権利がある。
しかし、現実社会はまさに「三界は安きこと無し 猶火宅の如し」の経文の通りであるといってよい。自分自身の一寸先も分からぬのが、人生の実相なのである。
その幸福への道として仏法がある。政治、経済次元を超克して、自身の宮殿の中の幸福を開きゆくことが信心なのである。御本尊様の功徳は平等大慧であられる。
役職や社会的地位には関係ない。強き信行の人が、はじめて幸福への前進をすることができるのである。皆さん方が勇気をもって、忍耐強く正しい信心を貫いていかれるよう祈ってやまない。
ともどもに仏法家族である。妙法のもとに兄弟である。姉妹である。利害、複雑な社会にあって、人間と人間とが麗しく生き抜いていくことは、幸せなことである。この尊い信心の和合の世界を断じて崩してはならない。