「信心という一点ではいささかの「濁り」も許されない。わずかでも不純なものが紛れ込めば、信仰の世界全体が侵され、変質し、やがて堕落してしまうからだ。不純なる悪との戦い、信心の純度を限りなく高めていく。そこに福徳が限りなく増幅される。
途中の勝利は、幻の勝利であります。最後に勝ちゆく者が、真の勝利者であります。
妙法によって生命力を強めれば、すべての煩悩が即菩提になっていく。
悩みが智慧に変わり、幸福になっていく。
大智度論に「猪が金山を摺る」という比喩がある。
猪が光り輝く金山を憎み、自分の体をこすりつけ、その輝きをなくそうとするが、かえって金山の輝きは増していく、と。
心ちない批判や圧迫が、私たちの生命を磨き、輝かせてくれるのだ。
逆風を心地よいそよ風と受け止められる強き生命力で…。
「自分が境涯を開いた分、地区の発展もある」