池田先生ご指導

「大作、お前は死に急いでいる。それは困る。お前が死んだら、俺のあとはどうなるのだ!」それで私は生きた。生きぬく以外になくなった。 生死を超えた師弟であった。

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「大作、お前は死に急いでいる。それは困る。お前が死んだら、俺のあとはどうなるのだ!」それで私は生きた。生きぬく以外になくなった。 生死を超えた師弟であった。厳粛にして美しき、一体の師弟の絆であった。何ものもその間に介在することはできなかった。


これからも変化の波があろうが、いろいろな事があってよいのである。そうであってこそ、皆、信心の鍛えもあり、人間としての成長もある。何もなければ、皆、ぼーっとなって、成仏のための、せっかくの「修行の場」を逸してしまう。戦いなくして幸福はない。


人生は、宿命との容赦なき闘争といえる。愛する人を失うこともあれば、自らが病に倒れることもある。あるいは、家庭の不和、子どもの非行、失業、倒産、生活苦。これでもか、これでもかというほど怒濤のごとく、苦難は襲いかかってくる。 だからこそ、信心なのだ。


信心ある限り、人生の不遇も、失敗も、すべて生かし切っていくことができる! ゆえに、仏法者に行き詰まりはない。「ただ唱題」「ただ、ただ広布」  その炎のごとき一念と実践が暗夜を開いていくのだ。