池田先生ご指導

 「負けるものかと、デンとはらを据えて頑張るのだ。信心があれば、ことごとく功徳に変わる。  福運はいくらでも出てくる。最後に勝てば、あらゆる労苦は良き思い出に変わるのだ。」と。

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 冬から春へ――。妙法に生き抜くならば、いかに辛い宿命の冬も、希望の春へ断じて変えることができる。
 わが師・戸田先生は、最も得をしたのは、牧口先生にお供した法難の獄中の二年間であったと語られた。
 その大境涯から、恩師は、どんな苦悩に直面した友も力強く励ましていかれた。
 「負けるものかと、デンとはらを据えて頑張るのだ。信心があれば、ことごとく功徳に変わる。
 福運はいくらでも出てくる。最後に勝てば、あらゆる労苦は良き思い出に変わるのだ。」と。


 山本伸一は、今、創価学会という大ジェット機は安定飛行を続けているが、広宣流布の旅路には、熱原の農民信徒や牧口初代会長の時代のように、激しき乱気流も待ち受けていることを覚悟していた。
 しかし彼は、会長として、“断じて殉教者を出すような状況をつくってはならない。もしも殉難を余儀なくされるなら、私が一身に受けよう!”と固く心に誓い、必死に操縦桿を握っていたのである。

 だが、広宣流布を推進していくには、それぞれに死身弘法の覚悟が必要である。その決定した一念に立ってこそ、一生成仏も、宿命を転換することもできるのだ。
 死身弘法の覚悟とは、“人生の根本目的は広布にあり”と決めることだ。そして、名聞名利のためではなく、人びとに仏法を教えるために、自らの生活、生き方をもって、御本尊の功力、仏法の真実を証明していくのだ。

 広宣流布のために、“健康になります。健康にしてください” “経済革命します。経済苦を乗り越えさせてください” “和楽の家庭を築きます。築かせてください”と祈りに祈り、学会活動していくのだ。広布誓願の祈りは、仏、地涌の菩薩の祈りであり、それゆえに諸天を、宇宙の一切を動かしていく。