弘教について、戸田先生はよく「御本尊を、しっかり拝むことだ。ほかに何の方法もない!」と言われていた。 「真心が通じますように」と祈るのです。 「如来の使いとして、今世の使命を果たさせてください」と祈るのです。
仏法は、仏と魔との戦いという生命の闘争に万人が勝っていけるために説かれたと言っても過言ではない。魔を打ち破って成仏を遂げるか、魔に負けて迷妄の人生を送るか。人生における仏法の意義は、究極するところ、この「根本的な勝負」に勝つことにあるのです。
「心一つで変わる」。 それは人生の不思議です。しかし紛れもない真実です。大聖人は「一心の妙用」と仰せです。わが胸の「一心」という根本のエンジンが動き出せば、ただちに三千諸法の歯車も動き出す。全部変わっていく。希望の方向へと動かしていけるのです。
生命力が「一」しかない人は、ちょっと何かあると、「二」か「三」の悩みでも慌てふためいてしまう。しかしそんな悩みは生命力が「百」になり「千」になり「一万」になっていけばケシ粒のようなものです。軽々と手の上で転がしながら楽しんで歩いていける。
一瞬のように短く見える人間の一生に少なくとも百五十億年もの宇宙の歴史が込められている。あなたを生むのに宇宙が力を合わせたのだ。あなたの中に星の光が燃えているのだ。肉体面だけを見てもだれもが小宇宙でありいわば「歩く銀河」なのである。 なんと尊い人生か!
嫌いな人、苦手な人、憎たらしい人の事も祈ってあげるんです。はじめは難しいかもしれない。できないかもしれない。しかし挑戦し祈っていけば必ず変わっていく。自分が変わるか相手が変わるか、いずれにしてもいい方向へ道が開ける。何より自分の一番の財産になるんです。
本日より魔に負けない強い信心で慈折広宣流布をわが使命と定めて何事も勝ち進んで前進する決意であります