池田先生ご指導

どん底を見たことのない人生が、どれほど味気ないか。つまずき、立ち上がるたびに、本当の人生を学べるのだ。耐えて生きている人の心もわかるのだ。

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御本尊はいわば大宇宙に開かれた生命の窓です。題目は、宇宙のあらゆる仏界を呼び起こす合言葉といえる。宇宙の善の力を全て味方にしていくのだから、これほど強いことはないんだよ。これは、戸田先生の弟子として世界に仏法を弘めてきた私の人生の確信です。


本当に、広布のために立ち上がれば、どれほどの力が出るか。どれほどの智慧と慈愛と生命力が出るか。どれほど諸天が動きに動くか。本当に謙虚な気持ちで「広宣流布のために、わが身を捧げます」という信心があれば、豁然と、力がわいてくるのです。


どん底を見たことのない人生が、どれほど味気ないか。つまずき、立ち上がるたびに、本当の人生を学べるのだ。耐えて生きている人の心もわかるのだ。踏んだり、蹴られたりしなければ、精神がふやけてしまう。 強い人間は、不幸さえも楽しんでいけるのだ。


意のままにならないからこそ修行なのだ。そこで奮闘してこそ「苦を転じて楽となし、敗北を転じて勝利となす」痛快さも味わえるのだ。安穏は魂を殺し、順調は魂を殺し、自己満足は魂を殺す。心から血を流したことのない人間が、どれほど、つまらないか。


長い時間やった方がいいとか、二時間やった方がいいとか、そんなのは形式です。御本尊様へほんとうの心でぶつかっていくのです。お父さん頼む、ご主人様頼む、お師匠様助けて下さい、その熱意、その心情が信心に現れてこそ、医者もなおせない病気がなおるのです。


弘教について、戸田先生はよく「御本尊を、しっかり拝むことだ。ほかに何の方法もない!」と言われていた。 「真心が通じますように」と祈るのです。 「如来の使いとして、今世の使命を果たさせてください」と祈るのです。