ナポレオン
「いかなる戦いも、最後の五分間で勝負が決まる」
一切の決め手は最後の最後まで戦い抜く執念である。
成仏の因も果も、すべてが私たちの瞬間瞬間の一念に具わっている、と。
勝負は、この「一念」にかかっています。幸福と勝利への強い一念があれば、必ず道は開ける。逆に、どんなに恵まれた状況でも、一念が弱ければ、停滞と不幸の方向に傾いてしまう。
冬が去ろうとする時には、必ずと言っていいほど、寒の戻りがある。
もうこれで春だな、もう心配ないなと思っても、北風は容赦なく繰り返し吹き抜けます。どこまでも、どんな時にも前進の歩みを止めることなく、妙法を信じて前進し続けることが何より大切なことです。
果敢に挑戦の気概を燃え立たせ、中途半端を拝して、一つ一つに明確な決着をつけていく。この繰り返しのなかで、自身の底力、自力が鍛えられと言える。
直面する困難や試練にも、決して負けない強き自己が築かれる--。これこそ、大聖人が仰せの「春」の境涯であり、成仏の境涯なのではないでしょうか。