勝利の方程式
「何事をやるにも、中途半端でやめてもうこれで十分だと言ってはいけない。常に最善を尽くした上で、更に、もう一歩、努力していくのだ」
どんな分野であれ、これが一流と言われる人の「勝利の方程式」である。例外はない。百人が百人とも、そうした努力を重ねている。人知れず、人一倍の努力をする。最善を尽くした上で、更に努力する。いずこの世界であれ、これこそが大成への鉄則であり、法則である。
反対に、「もうこの辺でいいだろう」と努力をやめる。それは慢心であり、成長が止まってしまう。必ず行き詰まってしまう。
いわんや信心の世界はもっと厳しい。謙虚な求道心を忘れ、自分を大した存在と思ったとたんに墜ちてしまう。幹部も地位を得た人も、皆そうである。
「これは単なるランニング競争でも同じだ。最後のひと踏んばりが大事なのだ。心臓が張り裂けそうになるかもしれない。だが、それで初めて競争相手より前に出ることができるのだ。