池田先生ご指導

第六天の魔王が「影の身がそうがごとく」私たちを、スキあらばとねらっている。少しでも、信心にたゆむ心があれば、そこから信心が崩され、絶対的な幸福境涯の実現はできない。

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題目の持続で、煩悩がすべて、幸福の因となる。
煩悩の薪を焼いたとき、ドス黒く燃え上がるか、あるいは、菩提(悟り、幸福)の知恵の火が清らかに燃え上がるか、不完全燃焼か完全燃焼なのか、薪は同じ煩悩であっても、その差はきわめて大きいものがある。


私たちの仏道修行は、競い起こる魔との戦い。その流れに打ち勝つには、強い信力以外にはない。
第六天の魔王が「影の身がそうがごとく」私たちを、スキあらばとねらっている。少しでも、信心にたゆむ心があれば、そこから信心が崩され、絶対的な幸福境涯の実現はできない。
ゆえに、御本尊に対する絶対の信心に立って、真剣な唱題と日々の活動にたゆまず励んで、つねに信心の強力なエネルギーをたくわえる必要がある。
そうすれば、たとえ、どのような形で魔が競ってきても、打ち破ることができる。
魔に打ち勝つ力はどうすれば出てくるかといえば、いうまでもなく悪を押さえ、善を行なう力、すなわち私たちにとっては、唱題につぐ唱題で成仏を願う堅固な一念を築きあげること以外にない。