池田先生ご指導

長い間の戦いであれ、短期間の戦いであれ、そこには、勝利に結びつけるための要件がある。その不可欠の一つが、常に「目標」が明確になっているかどうかという点である。

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明確な目標を
着実な一歩を
長い間の戦いであれ、短期間の戦いであれ、そこには、勝利に結びつけるための要件がある。その不可欠の一つが、常に「目標」が明確になっているかどうかという点である。
目標を立てるということは、自分が目指すものが何かを具体的にすることだ。漠然としたものを、形が見えるもの、あるいは数字で表せるものに置き換えることによって、勝ち取るべき対象をはっきりと認識することができ、挑戦への意識を強く持つことができる。
そして、目標が明確になれば、到達点に向けての行動が具体的になってくる。

「今、なすべきことは何か」
「今日、どう行動するか」。この「今」の積み重ねこそが、勝利の礎を築き、希望の未来を開くのである。そうした明確な目標への挑戦意識がなければ、行動はいつしか漫然としたものになり、停滞と惰性を導いてしまう。これでは、確実な勝利は望みようもない。

また、「目標」、目指すものを持つことは、心に希望を抱いて進むことであり。ロマンに生きることでもある。人生のあらゆる場面で、常に大いなる希望とロマンを作り出し、その峰に向かって前進していく生き方こそ仏法者の姿である。
人生を消極的に生きるか、積極的に生きるか。それは、心の微妙な一念によって変わってくる。同じ行動をするのでも、「ああ、またか」と思って臨むか、「よし、自分のためだ。頑張ろう!」「友のため、悩みを打開するためだ。頑張ろう!」と決意して挑むか。わずかな心の差によって、生き方が前向きにも後ろ向きにもなる。