
池田先生ご指導


他者にははっきりと認識できるのは、妙法の偉大さを語る私たちの行動や姿、生活態度を通してであります。

人生には行き詰まりがある。その行き詰まりを全部打開するのが題目なんです。御本尊に祈ることです。

たとえご病気になった場合、その病魔に流されて愚痴っぽくなり信心が弱まる人と、逆に生命力を信心の弱い人は、しだいに魔に流され濁った生命となり、敗れてしまう。 信心がなくなることほど、怖いものはない。

大聖人は「一心の妙用」と仰せです。御本尊を信じる「一心」、そこに不思議にして偉大なる力、働きが出る。わが胸の「一心」という根本のエンジンが動き出せば、ただちに三千諸法の歯車も動き出す。全部、変わっていく。

どんなに苦しい境涯であっても仏法の原理から歯を食いしばって戦えば何十倍、何百倍と広野が開けていく。又行き詰まる。そしてまた広がっていく。それを繰り返すのです。

御本尊を受持する功徳は、凡智をもって測り知ることができない。 信心の深さ、強さ、不惜身命の実践によって、御本尊の功徳は、無量に涌現する。

うつ病など、心の病でなかなか人に会うこともできないという人もいると思います。長い人生だし、決して焦る必要はありません。専門家に相談して、じっくりと適切な治療を行っていただきたい。皆、いろいろな状況がある。

御聖訓には「身命も惜しまず修行して、このたび仏法が真実であるか否か試みてみよ」と仰せである。もし仏法を疑うのであれば、自らこれを試してみなさい。真に仏法を行ずるなら偉大な功徳があることは絶対に間違いない ー大聖人はこう断言しておられるのである。
