
戸田先生ご指導


四力というが、「信力・行力」の強さによって「法力・仏力」が強くなる。この法力・仏力を現すには、その人自身の信力・行力による。この二つが冥じて、仏力・法力となって、われわれの頭ではわからない奇跡のような功徳となって現れるのだ」と。

「妙法の功徳は目に見えないうちに大きくなってくる。胸に植えた仏の種は必ず大樹になる。いったん、そうなってしまえば、その時には“もう功徳はいらない”と言っても、どんどん出てくるんだ」

宇宙をはじめ、外界の現象だけを追う。内なる生命には関心を向けない、そこに、現代文明の根本的な狂いがある。

「幹部だ。幹部で決まる。指導者が自分を変えるしかない」

「私はアメリカのポパイという漫画を見た。ポパイは、あれは弱くて負けてばかりいるが、ホウレン草を食べるとすぐ強くなる。たちまち敵を投げとばしてしまう。あれはホウレン草というものを信仰しているのである」

自己の職業に、人一倍打ち込もうとせず、ただ漠然として、信心していけば功徳があらわれ、なんとか成功するであろう、などと考えるのは、これ、大いなる誤りである。
