河合師範ご指導

折伏しようと思ったら、まず悩みを聞き出すことです。「悩みがありますかーっ」と聞いてはダメです。「ありません」と言うに決まっています。これにいくまでが友好活動です。

スポンサーリンク

一番悩んでいる人から折伏してあげよう
相手の悩みがわかれば折伏はできます。折伏しようと思ったら、まず悩みを聞き出すことです。「悩みがありますかーっ」と聞いてはダメです。「ありません」と言うに決まっています。これにいくまでが友好活動です。信頼関係ができれば、愚痴をこぼしたり、悩みを打ち明けてくれます。そこから折伏をしてあげること。悩みがわからないうちは折伏はできません。悩みがわかったら折伏を始めます。
「悩みはどこから来るかわかりますか。」
「あなたの宿命から来るんですよ。」
「宿命はどこから来るかわかりますか。」
「あなたの過去の謗法から来るんですよ。間違った宗教から来るんですよ。」
「だから謗法を捨てて正しい信仰をすれば、あなたの悩みは解決しますよ。」
「信心しましょう。」
「はい、します。」
これでいいんです。簡単でしょう。仏法の説明をしないことです。悩んでる人、例えば病気の人は病院に行きます。病院では注射を打ちますが、その時この薬はどういう成分の薬か、事細かく説明しますか。説明せずに、黙ってズブっと打ちます。いきなりズブっと打ちます。でも痛くても我慢します。治ると思うからです。薬の成分がどうかではなくて、治るかどうかが問題なんです。それと同じですね。悩みが解決するかどうかを、相手は知りたいんであって、仏法を知りたいんではないんです。
「あなたの悩みは必ず解決しますよ」
と言い切ってあげることが折伏です。一番いいのは体験談です。相手の悩みに合わせた体験談です。病気の人は病気の治った体験談、仕事の悩みの人は、仕事の悩みが解決した体験談、相手と同じ悩みの体験が一番いいんです。仏法の説明がなくてもいいんです。教学がなくても折伏はできます。ですけど折伏は、悩みがわからなければできません。そうでないと、単なる仏法の説明になってしまいます。そうすると「ああ、そう結構ですね。でも私には関係ありません」となってしまいます。悩みに一歩切り込むことが折伏なんです。言い切ってあげることです。「あなたの悩み解決しますよ。信心しましょう」と。それでもその人が簡単に信心されるわけではありません。また祈ってあげればいいんです。そこまでいけば、あとは確信をもって祈ってあげればいいんです。あとは祈って決意させてあげるだけですから、折伏はできます。
この間会合でこの話をして、ちょうど一ヵ月目に婦人部の方が3人やって来られました。その時決意したから3人とも折伏ができました。不幸な人を救おうと決意したら、3人とも折伏ができたんです。そういうことはいっぱいあります。