「永遠に、これ以上ないという無上の幸福の人生を歩んでいけるのが、この信心です。
わが身を惜しまず広布に戦った人は、皆、仏の生命と輝く。それが、どれほど偉大な境涯であるか。
有名な御書がある。
『南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待ってごらんなさい。妙覚の山に走り登って、四方をキッと見るならば、なんと素晴らしいことであろうか、法界は寂光土で、瑠璃をもって地面とし、黄金の縄をもって八つの道を仕切っている』(1386ページ、通解)
妙覚の山の頂に到達できるのだ。見渡すかぎりの世界は、まばゆいばかりである。
周囲も燦たる光にあふれ、自分も黄金の生命となる。
そういう世界に必ず行くのだ。絶対に心配ないよ──そう日蓮大聖人は約束してくださっている。
妙法は全宇宙を動かす力だ。根源の法則である。その妙法に則って生きる時、最も幸福な生命となる。本当にすごいことである。
大聖人は『(もしも)今、霊山にまいられたならば、太陽が昇って、十方の世界を見晴らすようにうれしく』(御書1480ページ、通解)と仰せになり、温かく門下を励ましておられる。
妙法は絶対である。
生々世々、常楽我浄の光に満ちた境涯となる。
大聖人の深き御心を抱きしめて、『生も歓喜』『死も歓喜』という生命の軌道を歩んでいきたい。
我らが唱える題目の光は、全宇宙を照らす。その大いなる光は、亡くなった全ての家族も、友人も、必ず包んでいくのです」