どれだけ修行を積み重ねようが、もう十分と思った瞬間、堕落が始まる。「生涯求道」こそが、仏法の根本精神である。
山登りは、頂に近づくほど、強風、低温、低酸素と、条件は過酷さを増す。同じように、人生における挑戦も、到達点を目前にした時こそ、最大の勢いと細心の注意が求められる正念場だ。最後まで、必死の一念を貫けるかどうか。そこに事の成否がかかっていることを忘れまい。
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「大切なことは、一つ一つの眼前の戦いを、また一日一日を、爽快に勝ちゆくことだ」
登攀の途上には「難所」もあろう。“ここが勝負!”と勇気の一歩を重ねた先に、栄光の頂が待っている。