「仏法は偉大である」「信心は素晴らしい」と思っても、それを私たちが語ることも、教えていくこともしなければ、周囲の人々はなかなか理解できるものではない。
また、人々の機根がさまざまであることを思えば、納得性にあふれた対話を重ねていかなければならない。当然、「勇気」がいるし「知恵」がいる。
それは決して平坦な道ではない。しかし、そうした真撃な、粘り強い対話にこそ、自身の成長もあり、正法の流布と発展があったことを、忘れてはならない。
また、時代の変化は速い。
これまでの常識が、たちまち適用しなくなっていく、当然、広布の推進の上でも、従来にまして、新たな創造への「知恵」が不可欠となる。
その意味で諸君は、決して一定の「型」のみにとらわれたリーダーでぁってはいけない。
深遠なる仏法を研鎖し、自分のものとしていく。
表現にも新たな生命を吹き込み、生活の上に、現実の上に、社会の上に再生させていく「知恵」を持っていかねばならない場合があるだろう。