正しい信心の姿勢を私達の日常の信心に約していえば、つねに、「よしこれからだ!」「よし、変毒為薬しよう」といういわば本因の姿勢で決意することである。
今の結果を今までの結果だけに見るのではなく、未来への出発点とみるのがいわば本因の信心の姿勢です。
真剣な唱題には功徳があるが「困った困った」のグチの百万遍には功徳があるとは書いていない。
「忙しい、大変だから、困ったから」等いくらいっても解決はつかない。そこで「だからこそ」という信心に励み、そこから人間革命し、家庭革命、広宣流布へと連続していくのです。
ハス池のなかには泥もあれば、ゴミもある。泥の中にありながら、泥に染まらないのが妙法蓮華経の姿です。泥がイヤだからといって、小学校のプールへ引っ越してしまったら、水はきれいかもしれないが、蓮華の花は咲かないし、蓮根もとれません。環境に紛動されず、どんなことがあろうとも、御本尊根本というのが信心ではないでしょうか。その泥に染まらず清らかに咲くことです。