池田先生ご指導

唱題するにしても、ただ漫然祈っていたり、御本尊への疑いを心にいだいて祈っていたのでは、いつまでたっても、病魔を克服することはできません。

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『病人の心にとって最良の薬は人生への希望である。そして、そばにいる人々の暖かな笑顔である。たとえ肉体的に病気の状態にあっても、心が強く、健康であれば、必ず身体にも良い力を及ぼしていくことができる。大切なのは、一念の力である。また周囲の人々が、いわば、心の引力をもって、本人を希望の方向へ、生の方向へと励まし、導いていくこと。それが生命と宇宙の法則を踏まえた賢者の生き方である。


自分の罪を心から悔いることができれば、「こんな私でも、救っていただけるとは、なんとありがたいことだ」という、御本尊への感謝の思いが込み上げてくるはずです。
御本尊への、深い感謝の一念が、大歓喜の心を呼び覚まします。そして、この大歓喜が大生命力となっていくんです。
唱題するにしても、ただ漫然祈っていたり、御本尊への疑いを心にいだいて祈っていたのでは、いつまでたっても、病魔を克服することはできません。
大事なことは、必ず、病魔に打ち勝つぞという、強い強い決意の祈りです。そして、懺悔滅罪(ざんげめつざい)の祈りであり、罪障を消滅してくださる御本尊への、深い深い感謝の祈りです。

さらに重要なことは、自分は広宣流布のために生き抜くのだと、心を定めるのです。そして、広布のために、自在に働くことのできる体にしてくださいと、祈りきっていくんです。広宣流布に生き抜く人こそが、地涌の菩薩です。法華経の行者です。広布に生きる時には、地涌の菩薩の大生命が全身に脈動します。その燦然たる生命が、病を制圧していくんです。