
池田先生ご指導


小さな火が次から次へと枯れ草を燃やし尽くしていくように、一切の悩みや不安や過ちが燃え尽きていくのです。

なかんずく、「広宣流布」そして「立正安国」を誓願する題目が、どれほど莫大なパワーを秘めていることか。

試練の最後はまさに死にゆく時である。そこではこれまでの生き方の全てが白日の下に晒される。

臨終─すなわち死の時の姿によって来世も決まっていく。その姿は人によって千差万別である。

大宇宙の根源の音律たる南無妙法蓮華経を朗々と唱えながら、社会の発展のため、世界の平和のため、人類の幸福のために、動き、語り、行動していく。これ以上に崇高な人生はない。

勤行は「小宇宙」の本来もつ無限の力を引き出し、回転させる実践である。宿命が転換され、行き計まりが打開され、苦悩が幸福に変わるという「小宇宙」の変化、革命。

朝晩の勤行の時に、まず真剣に願いをかけるのです。自分が願いたいことを順番に紙に書いて、勤行の後の題目の時に、一つずつ自分の生命に叩きこむように真剣に願うのです。

宿命を転換していく道は、皆が地涌の使命を自覚し、〝広宣流布の戦いを起こす〟以外にない―私は、同志と会ってはそのことを叫び抜いたんです。
