池田先生ご指導

それが学会活動の不思議さなんだよ。〝私には、励まさなければならない人がたくさんいる。みなさんが私を待っている〟と思うと、じっとしてはいられないし、勇気がわく。

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自発の心
 伸一は、にっこりと微笑んだ。
「それが学会活動の不思議さなんだよ。〝私には、励まさなければならない人がたくさんいる。みなさんが私を待っている〟と思うと、じっとしてはいられないし、勇気がわく。そして、同志に会うと、この人を奮い立たせよう、この人を絶対に不幸にしてなるものかという、強い思いが込み上げ、生命力があふれてくる。
 妙法流布の仏子を讃え、励まし、仏法を語れば、歓喜がわき、力がみなぎるものだ。それは、菩薩の、また仏の、強い生命力が全身にあふれてくるからだよ。だから、学会活動をすればするほど、ますます元気になる。戦うことが、私の健康法でもある。 もちろん、人間だから疲れもする。仏法は道理だから、休養も大切だ。しかし、学会活動をやり抜いた疲労は、心地よい、さわやかな疲労であり、すぐに疲れが取れる。
 しかし、同じように学会活動をしているように見えても、疲労が溜まる一方の場合もある。それは、受け身の場合だね。心のどこかに、言われたから仕方なくやっているという気持ちがあれば、歓喜もないし、元気もでてきません。
 元気になるには、自ら勇んで活動していくことが大事だ。そして、自分の具体的な目標を決めて挑戦していくことだ。
 目標をもって力を尽くし、それが達成できれば喜びも大きい。
 また、学会活動の素晴らしさは、同志のため、人びとのためという、慈悲の行動であることだ。それが、自分を強くしていく」