私どもは過去遠々劫の罪障消滅を可能にしてくださる御本尊に祈っているのである。大聖人の妙法によって、一切が「罰即利益」となり、また、「変毒為薬」されゆくのである。過去世がどうであれ、過去の自身の「業」がどうであれ、それらに迷う必要はないのである。
「百千万年の間、闇に閉ざされていた所でも、灯を入れれば明るくなるようなものである」ーそれまでの境遇がどうであろうと関係ない。自分の本来の尊さに目覚め、今ある状況を変えたいと立ち上がった瞬間に周囲を照らす希望の光はわが身から力強く発している、と。
時には「ああ嫌だな」と思うかもしれない。その心はそのまま鏡のように大宇宙に映しだされる。いってみれば諸天の方でも「ああ嫌だな」と思う(笑い)。これでは諸天善神の本当の力は出ない(中略)福運を積んでいこうと喜んで行えば諸天も歓喜し勇んで動きだす。