池田先生ご指導

互いの顔が見える小人数の集いを通して近況を報告し合い、身近な同志の信仰体験の喜びと確信を分かち合う中で、広布拡大への決意も、宿命転換に挑戦する勇気も湧くものだ。

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「学会伝統の座談会」という。「“長年、続いている”からではない」と池田SGI会長は語っている。「座談会を根本に、一人一人を大事にしてきた、その『心』が、学会の伝統なのです」と。
一人一人、状況が違う。個性も異なる。大勢が集う大きな会合だけでは、皆の本当の力を引き出すことはできまい。
互いの顔が見える小人数の集いを通して近況を報告し合い、身近な同志の信仰体験の喜びと確信を分かち合う中で、広布拡大への決意も、宿命転換に挑戦する勇気も湧くものだ。
ゆえに、三代会長は自ら率先して座談の輪に入り広布の潮流を起こしてきた。SGI会長は「対話を運動の中心にすえてきたから」と述べている。思えばSGI会長と戸田第2代会長の出会いも座談会であった。
若き日のSGI会長が支部幹事を務め、それまでになかった弘教・拡大の結果を示した東京・蒲田支部の「2月闘争」も、本年で60周年になる「大阪の戦い」も、あらゆる活動は座談会を軸に、新しい人に光を当て、一人一人を大切に人材へと育みながら推進されてきた。
青年時代のSGI会長が支部長代理を務めた草創期の文京支部では、「わからせよう、わからせようと話して、一方通行になってはいけない。聞き上手になりなさい」「家庭のこと、経済のこと、なんでも聞いてあげなさい。そのなかから人と人とのつながりができて組織はよくなる」といった具体的なアドバイスがあったという。
私たちの座談会も、同志と共に次の活動へ勇んで出発する、“皆が主役”の集いでありたい。
壮年部のあるリーダーは「事前の訪問激励が成否を決する」と、地域の壮年部員宅へと粘り強く通う。「前回、参加できなかった人」への励ましを心掛ける婦人部のリーダーもいる。
沖縄県女子部の人材グループ「スターバースト」の友は「地区で輝く人材に」をテーマに、座談会の企画を積極的に担う。壮年部が結成50周年を迎えた本年の3月、ある地区では「パパ・エンカレッジクイズ」を。
これがきっかけで初めて会合に参加した壮年部員もおり、地区に喜びが広がっている。
今再び、一人一人を大事にする誉れの「伝統」に皆で立ち返り、上半期を飾る栄光の頂へ、団結と前進と感激の座談会からスタートしよう。