私たちが拝んでいる御本尊様のお文字が、久遠の儀式だということをうかがってい ますが、どういうわけでしょうか。
一応は久遠の儀式の姿が、ここに現われているのです。しかしそれはそのまま日蓮大聖人様のご生命であり、大宇宙の生命であり、われわれの生命ではありますけれど、それが一応の形は、南無妙法蓮華経日蓮とあります。南無妙法蓮華経とは久遠元初の自受用報身如来、 日蓮とはその久遠元初の自受用報身如来と同じ方です。ですから南無妙法蓮華経日蓮とあるのです。南無妙法蓮華経仏とはすなわち日蓮なりと読んでもいいのです。日蓮大聖人様がまん中にデンとお坐りになっているのです。その右側に多宝如来様が坐っています。こちらに釈迦牟尼世尊が坐っています。そうするとこの後の方に、ずーっと分身の諸仏が集まっています。梵天にとどくほどずーっと階段のようになっているのです。まあ早くいうと、国技館の座席みた いになって集まっているのです。