どうすれば、地域に正義を打ち立て、信頼と友情の花園を広げていけるのか。
策ではない。根本は祈りである。忍耐強い行動である。
そして自らが、郷土を愛し、友人たちの幸福を願ってやまぬ、人間主義の第一人者として立つ以外にない。
問うべきは、環境でなく、自分自身の心だ。十回話しても友人が理解しないからと、諦める人がいる。だが、十一回ではどうなのか。二十回、五十回ではどうなのか。岩に爪を立てて、崖を登るような挑戦の厳しさ。試されているのは、実は自分の執念の方ではないだろうか。
雪どけ水が堰を切ったように溢れ、大地を潤す春が必ず来る。その瞬間まで、粘り強く、辛抱強く、挑戦し続けた人が、断固たる栄光の勝利者なのだ。