戸田先生ご指導

「流れているものでもなければ、止まっているのでもない。虚空のごとし」それが生命の本質なのです。無限の「大宇宙で」もあり、同時に無数の生命体イコール「小宇宙」でもある、

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「三世の生命、永遠の生命と言っても、だれも見たものはいないんだ」


「この水(卓上の茶碗)を大宇宙とするのです。風が吹いてここに波ができるでしょう。波の立ったそれが、我々の生命なのです。また大宇宙の生命の動きの一種なのです。だから風がなくなれば、また元通りになってしまう」


「溶け込んでいるっていうより、宇宙の生命それ自体なのです。それ自体が変化を起こしているのだ」


「流れているものでもなければ、止まっているのでもない。虚空のごとし」それが生命の本質なのです。無限の「大宇宙で」もあり、同時に無数の生命体イコール「小宇宙」でもある、一つの実在。ダイナミックに変転し続けながら、しかも永遠常住である巨大な生命。この宇宙生命ともいうべき厳たる実在を「仏」ともいい、「妙法」ともいう。万人は、この尊貴なる実在の当体である。法華経は「諸法実相」と説く。「諸法」とは、すべての個々の生命事象である。その「実相」すなわち真実の相とは、宇宙生命そのものである。