〈「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉〉 総東京女子部長木下友里さん 2019年12月24日

新法城誕生の喜び胸に前進

 初めて、学会も、本部らしい本部を建設することができました。本部は、広宣流布の法城です。民衆救済に戦う勇者の城です。(中略)不幸な人びとの味方となり、皆が、私こそ広布の責任者であるとの自覚で、堂々と指揮を執っていただきたいのであります。 〈第8巻「清流」の章〉

時代背景

 山本伸一の会長就任から、3年――広宣流布は飛躍的な伸展を遂げる中、1963年(昭和38年)9月1日、新学会本部が落成する。学会は翌年4月2日の戸田先生の七回忌を期して、「本門の時代」へと突き進んでいく。それは、「300万世帯の達成」を果たした伸一が、新しき広布の構想を描き、進みゆく、“弟子の飛翔の時代”であった。

 「陽光に映える新本部を見上げる同志の瞳は光り、微笑が浮かんだ。ここから、いよいよ新しい広宣流布の大波が起こっていくのだと思うと、皆の心は躍った」
開館間もない世界聖教会館を見上げるたびに、今、本章に描かれた当時の先輩方の歓喜の姿が目に浮かんできます。
歴史をさかのぼれば、戦後、戸田先生が学会再建の城を構えたのは東京・西神田でした。1946年(昭和21年)以降、自身が経営する会社の社屋の2階に、学会本部を置きました。
質素な建物だったといいます。数十人も集まれば、仏間はいっぱいになったとも聞きます。
しかし、学会に経済的な基盤はない。“貧乏人と病人の集まり”だと揶揄される。そんな時代に戸田先生は「伸一、いつか立派な本部を建てよう。学会もビルを建てたいな」(「清流」の章)と語られました。
時は巡り、幾十星霜。
その言葉も含め、恩師の願業を一つ残らず実現してきた池田先生の激闘に思いをはせる時、感涙を禁じ得ません。
世界広布の礎を築いてくださったのは池田先生です。そして、先生が“限りある命の時間との壮絶な闘争”との決心でつづられた小説『新・人間革命』、また『人間革命』こそ“学会の精神の正史”にほかなりません。
私自身、これまでを振り返ると、人生の岐路にはいつも、両小説がありました。わが家を襲った経済苦や病魔、進路に悩んだ学生時代……師が紡がれた言々句々に、どれほど励まされ、勇気づけられたことでしょうか。
今、日本中・世界中の池田門下の青年が、小説『人間革命』『新・人間革命』を研さんし、先生と一対一の“心の対話”をする中で、師弟の原点を築いています。
弟子が永続的に前進し、勝利し、発展していける流れを創り、厳然と一切を見守ってくださる池田先生――。不思議にも今この時、師と共に生まれ合わせた私たち本陣・総東京の華陽姉妹が、広布誓願の道を真っすぐに歩み、新たな人間革命の大叙事詩をつづってまいります!

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