- 御 文
- 末代の凡夫此の法門を聞かば唯我一人のみ成仏するに非ず父母も又即身成仏せん此れ第一の孝養なり(始聞仏乗義、984ページ)
- 通 解
- 末代の凡夫がこの法門を聞くならば、ただ自分一人だけが成仏するばかりでなく、父母もまた即身成仏するのである。これが第一の孝養である。
同志への指針
一人の成仏が父母や一家眷属を成仏させる力となる。真の孝養と報恩の道を歩めるのが、日蓮仏法の本懐なのだ。
わが生命に妙法の太陽が昇れば、縁する皆を照らせる。ゆえに、信心のことで家族が争う必要はない。題目を送り、誠意を尽くすのだ。
大らかな慈悲と智慧の陽光で、笑いさざめく家庭を! 一家和楽こそ、平和の縮図、希望の未来の揺籃である。