人間は、苦境に負けるのではない。自分自身に負けるんです。自らあきらめ、信念を捨て去り、敗れていくんです。今は、どんなに苦しくとも、広宣流布という最高の目的に生き抜いていくならば、十年後、二十年後には、絶対に花開かないわけがないと、私は断言しておきます。
「心こそ大切」です。慢心ではなく、心の底から求道心を燃やしきっていかなければ、仏法は分からない。何億年、何百億年に一回しか、めぐり会えない御本尊だと思ったら、一回一回の勤行がどれほど感激に満ち満ちてくることか。
大聖人は「一心の妙用」と仰せです。御本尊を信じる「一心」、そこに不思議にして偉大なる力、働きが出る。わが胸の「一心」という根本のエンジンが動き出せば、ただちに三千諸法の歯車も動き出す。全部、変わっていく。善の方向へ、希望の方向へと動かしていけるのです。
「どうせ」という言葉を捨てよう。 「無理だ」という言葉も捨てよう。 今どんな状況にあろうとも、こう自分に言い聞かせて生きていくべきだ。 「自分は、最後に勝つに決まっている!」 「自分の家族こそ最高の家族なんだ!」 「自分は既に世界で一番幸福な人間なんだ!」と。